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2024年度 理事長 所信

理事長 所信

公益社団法人 比企青年会議所
第44代理事長   中嶋 啓一朗

承継

~想いを受け継ぎ、未来へつなぐ~

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 比企青年会議所は、比企を魅力あふれる地域とするために、地域発展の先頭に立つという想いで43年間という長い年月の運動を続けてきた団体です。先頭に立つ人間を輩出するために、人の成長、地域の成長を想う運動を行い、ノウハウと実績が受け継がれてきました。しかし、過去3年間は私たちにとって、試練とも言える時期でした。新型コロナウイルスにより、人と人とのつながりが制約を受け、多くの運動が中断されました。社会活動は再開されつつありますが、過去のノウハウや以前のつながりは減少したままです。困難な状況を抱えている今だからこそ、多くの先輩諸兄姉とのつながりから学び、志を持つメンバー、この比企地域で生活する人たち、諸団体、行政等と広いつながりを持ち、未来へつながる運動に取り組んでまいります。

 

【第3のつながりから得られる成長の機会】

誰しもプライベート・仕事という2つのつながりを持っていますが、青年会議所は第3のつながりを築ける特別な場所です。さまざまな生活環境や職場環境から集まり、共通の目的に向かって協力し、時間を共有します。このユニークな環境は、新しい視点を提供し、新しいスキルや知識を身につける場でもあります。お互いが異なるバックグラウンドを持ち、異なる経験を積んでいるため、これまでとは異なる視点から物事を考え、成長できる貴重な場と考えています。成長した私たちが先頭に立ち、魅力あふれる地域となる運動に取り組みます。

この貴重な場をさらに未来へつなげていくためには、会員がいなければ始まりません。新しいメンバーの参加は、新しいアイディア、新しい視点、新しいエネルギーをもたらします。会員拡大を通じて、私たちは比企青年会議所をより多くの人々に知ってもらい、一緒に成長していく仲間を増やしていきます。新しいメンバーとの出会いは、私たちのつながりをさらに豊かにし、未来の運動へつながっていきます。

 

【つながりからの学び】

 2020年以降の約3年間は、多くの制限と試練に直面しました。人々との交流が制約を受け、メンバー達の成長機会が減少する非常に困難の中での運動でした。

経験の少ない会員が増えた中で、ゼロから新しい事を始めることは容易ではありません。しかし、私たち比企青年会議所は、43年間にわたり積み重ねてきた多くの運動実績と、それを支えた先輩諸兄姉とのつながりがあります。先頭に立つ人間になるために行ってきた過去の実績やノウハウから学ぶことは、私たちの成長と、運動再開の助けになります。つながりから学び、過去から未来へとつながる運動を続けていきます。

 

【地域団体とつながるまちづくり】

比企青年会議所は、一市七町一村という広域を跨ぐ団体として、比企はひとつの掛け声の元に、他団体との連携のため、各地で事業を行い、共感の輪を広げてきました。他団体も、私たちも困難な状況を抱えている今だからこそ、つながりを強化する大きな機会でもあります。つながりを通じて、新たなメンバーの獲得や運動の推進が可能となり、再び成長に向かうことができます。地域の他団体とつながりを持ち、まちづくり運動を継続していきます。

 

【未来へつながる機会の提供】

子供たちに機会を提供することは、比企地域の未来へつながっていきます。子供たちが成長し、リーダーシップや協力の精神を発展させることは、地域社会の持続可能な未来へつながる鍵となります。現在、社会活動は再開し、行事も復活しつつあります。しかし、過去3年間では、子供たちが本来経験するべき出来事が制約され、他の世代の子供たちが作ることのできた思い出が失われたことは、心を痛める問題です。私たち比企青年会議所は、子供たちへ普段とは異なる新たな機会を提供出来る様に取り組んでいきます。

 

【つながれてきた組織運営】

 私たちの比企青年会議所が長い年月をかけて築き上げてきた魅力の一つが、総会運営です。この伝統ある総会は、私たちの組織の魅力を高め、会員同士のつながりを深める重要な機会となっています。異なるバックグラウンドや専門性を持つメンバー同士が交流し、組織全体が一丸となって成功を目指します。これはリーダーシップや協力のスキルを高める貴重な機会です。伝統ある組織として未来へつながる運営を継続していきます。

 

【最後に】

 私たち比企青年会議所は、一市七町一村という広域を跨ぎ、43年間という長い年月を活動してきた数少ない団体です。縦と横のつながりを持つ私たちが存続・持続し続けることで、比企地域に寄与し、受継がれた想いを未来へとつなげていく団体として運動を継続していきます。

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