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2026年度 理事長 所信

一般社団法人 比企青年会議所
第46代理事長 小沼 弘太

Joint HIKI!

​~想いやりでつなげよう 心のインフラ~

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​2026年度スローガン

【はじめに】

 私たちが活動している比企地域は、9つの市町村から構成され、それぞれが個性をもちながらも、行政の枠を越えて協働してきた地域です。消防、救急等の私たちの生活を支えるインフラは比企地域という枠組みで連携が進んでおり、効率化や安定したサービスが行われております。

 一方で、地域における人と人とのつながりや、まちとまちの文化や、催事的な交流といった「心のインフラ」は、人口減少や若年層の流出により、弱まりつつあります。かつては地域行事や自治会などを通じて自然にはぐくまれていた関係性が、担い手不足や参加者の減少によって継続が難しくなっております。だからこそ、私たちは「心のインフラ」を改めて意識し、育んでいく取り組みが求められています。人と人が交わり、まちとまちが互いを理解し合う機会をつくることは、将来の地域の力強さや持続可能性を左右する大切な基盤となります。

 私たちは、昨年度「比企フェス」と題し、比企地域の魅力を体験し、地域愛を育むことを目的として45周年記念業を開催しました。本事業は、各ブースを担当していただいた地域で活躍する事業者、献身的に協力してくださったボランティアの方々、そして比企地域元気アップ実行委員会のご支援があってこそ実現したものです。度重なる会議や当日までの準備には多くの困難が伴いましたが、多くの方々の協力により、無事に当日を迎えることが出来ました。

 この事業は私たちだけでは、決して行うことができませんでした。比企地域を想う気持ちと関わる人を想う気持ちがあり、心でつながっていたと確信しています。

人と人、団体と団体、そしてまちとまちが「心のインフラ」を構築するためには、相手を想う「想いやり」が不可欠であり、「心のインフラ」がつながったこの比企地域は、活気と魅力あふれる地域となっていくでしょう。

 

【想いやりある組織】

 総会は、青年会議所における最高意思決定機関です。メンバー一人ひとりが真摯に意見を述べ、共有し、組織の進むべき方向を定めていきます。正確さや丁寧さはもちろん、目的意識と「想いやりの心」をもって運営してまいります。

広報活動は、地域団体としての認知度を高めるために欠かせません。私たちの地域への想いや取り組みを積極的に発信することで、比企青年会議所の存在と価値をより多くの方々に広く知っていただけるよう努めてまいります。

 比企青年会議所には、多様な業種や背景を持つ仲間が集っています。その多様性を尊重し合い、「心のインフラ」を通わせて事業を行うことで、互いの信頼と絆を深め、より強固な組織へと成長していきます。

 

【想いやりが共感を生む】

 比企青年会議所は比企地域で、地域をけん引する団体である必要があります。地域をひっぱっていくためにも、比企地域をよくしたい、自己研鑽したいという、同じ志をもつ同士が必要です。比企青年会議所は広域で活動しておりますが、会員が在籍している地域は限られております。比企地域全域に「心のインフラ」を通わせるためにも、比企全域に会員がいることが求められます。本年度は、比企地域全体での会員拡大運動に取り組んでまいります。比企地域全域に会員がいることで、それぞれの市町村の問題点や課題を把握することができます。

 

【想いやりのある比企地域へ】

 比企地域をさらに魅力ある地域とするためには、「想いやりにあふれる地域」であることが必要です。9つの市町村はそれぞれに自然や農業、歴史や伝統、市街化などの特色をもち、行政や諸団体も多様に存在しています。これらの個性をつなぐためには、「想いやり」ある連携が必要です。

人や団体、まち同士が、想いやりをもって関わり合うことで、「比企らしさ」と呼べるかたちが生まれていきます。比企地域の未来は、それぞれの地域が尊重され、つながり合う中で育まれていくのです。

 私たちは、この「想いやり」を地域に欠かせない心のインフラと捉えています。人と人、まちとまちを支える目に見えない基盤です。地域団体、事業者、行政が誠実に向き合い、共に事業を形づくる関係を築くこと。そして、一人ひとりの想いやりという心のインフラをつなげていくことが、比企地域をより魅力的に成長させていく力になると信じています。

 

【想いやりの気持ちを比企の子ども達へ】

 スマートフォンやタブレットの普及により、ネット上での交流は年々増加しています。時代の変化とともに、子どもたちを取り巻く環境も大きく変わり、私たちが幼少期に過ごした環境とは大きく異なっています。しかし、環境が変わっても、子どもたちにとって大切なのは「想いやりの心」です。相手を思いやる気持ちや尊重する姿勢は、大人になってからも必要なことです。本年度は比企地域に住む子供たちに「想いやりの心」を育んでもらうために、比企地域の豊かな自然環境と、「想いやりの心」に触れていただきます。

 子どもたちにとってかけがえのない出会いや、学びを得られる場を提供し、その経験が、比企地域の子どもたちを想いやりにあふれた人へと成長させ、やがて地域の魅力を支える存在となっていくと信じています。

 

【おわりに】

 現代社会では、人口減少、価値観の多様化、生活スタイルの変化から効率やスピードが優先されるあまり、人と人との「気づかい」や「配慮」が後回しにされがちです。相手の立場を思い、歩み寄ることは容易ではありません。しかしだからこそ、「想いやり」を大切にする姿勢が必要だと考えます。

 道路や水道といった物理的なインフラが地域の生活を支えるように、人と人との信頼やつながりは「心のインフラ」として地域を支えています。その基盤を強くし、次世代へと受け継いでいくことこそ、私たちの使命です。

 人と人がつながり、まちとまちがつながる。そうした「心のインフラ」を整え積み重ねていくことが、比企地域の未来を育てる力になると私は信じています。

 この一年、私は「心のインフラ」を胸に、一人ひとりと誠実に向き合いながら活動してまいります。メンバーそれぞれがまごころをもって組織や地域と関わり、想いやりをもって誰かの力になる。そんな一年を築き、想いやりあふれる比企地域を創造し明るい豊かな社会の実現へ邁進してまいります。

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