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2025年度 運動推進室 室長 方針

運動推進室 室長 方針

公益社団法人 比企青年会議所
室長 中嶋 亮順

~物語の第一項に足りうる運動の起点を目指して~

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 私たち比企青年会議所は、比企地域という広域を対象として活動をする、唯一の公益社団 法人です。この公益社団法人という法人格は、創立から35年の時を積み重ね選択したもの です。私たちはそれ以来10年に渡り、「不特定多数の者の利益となる」公益事業を中心に運 動を展開してきました。この10年という契機に、あらためて「私たちの目指す運動とはな にか」ということを見直す必要があるでしょう。

 青年会議所が目指す明るい豊かな社会の実現は、地域社会の発展によってこそ果たされ、 その発展を担うために私たち比企青年会議所が公益事業を進めてきました。しかし、私たち が目指す運動と公益事業は、同じ目的だったのでしょうか。公益社団法人ではその法人の性 格上、私たちメンバーではなく不特定多数の地域住民を対象とした公益事業を中心としな ければなりません。この10年において、不特定多数の人々を対象とした事業を行うことに 集中するあまり、運動の起点となる私たち自身の成長から目を背けていなかったでしょう か。

 本年、比企青年会議所は「物語り ~みんなが主人公になれるまち~」というスローガン のもと運動を展開していきます。これは一人ひとりに焦点をあて、個人の成長が地域社会の 発展に直結することを理念として示したものです。そのため本年は、私たちの目指す運動を あらためて定義しなおし、私たちメンバーの能力開発を中心とした運動を推進するために、 ここに運動推進室を設置します。室とは本来、複数の委員会を束ねる際に設置されるもので すが、ここでは事業の実施による運動推進だけではなく、運営改革による運動推進を担う機 関と定め、事業・運営の両輪から今後の運動を推進していきます。

 まちをつくるのは人です。そして私たちは、まちを思う人をつくるために、比企地域の 人々の意識を変えるための運動をしています。その運動のためには、まず私たち自身が変わ らなければなりません。この運動推進室は、私たちメンバー自身が成長することを中心に置 き、事業面、運営面から見直しをはかっていきます。これにより50周年へと向けた運動の 方向性を定め、さらなる運動推進の起点となることを目指してまいります。

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